新年度がスタートし、新しい環境で新生活をスタートされた方も多いかと思います。就活の学生さん達もそろそろ内々定をもらった頃でしようか。
4月も後半に入ります。アクチュアリーを目指す人は、初心者の学生の方も社会人の方も一刻も早く学習を開始しましよう。出遅れればそれだけ人に後れをとります。
今週はまだ東京でも桜が満開でした。桜を見るたびに思う詩があります。
年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず
言げんを寄よす全盛の紅顔の子
応まさに憐あわれむべし 半死の白頭翁はくとうおう
「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」。自然の悠久ゆうきゅうさと人間の生命のはかなさを対峙たいじさせて人生の無常を詠歎えいたんした句です。
私は、1970年代後半にボストンに留学して、米国アクチュアリー会(SOA)の試験に挑戦しました。下宿は、小澤征爾のボストンシンフォニーの裏通りの安いアパートでした。その近くに、クリスチャンサイエンスの教会の美しい花壇といつも満杯の水槽がありました。試験勉強に明け暮れて、極寒の冬にじっと耐えているとボストンの街は、5月になると一気に初夏の美しいアイビーのシーズンになります。レンガ色のアパートとアイビーが鮮やかに映えるシーズンが到来する。そして、クリスチャンサイエンスの花壇が、今年も満開になる。試験合格に5年半の歳月がかかった。毎年、自分の周りにいる留学生は別の人に変わっていった。しかし、花壇の花は毎年同じように咲いた。なんとも人生のはかなさを感じたりしたものです。あれから40年の歳月が経った。私も白頭翁になったのかもしれない。
しかし、毎年インターンの学生さんが集まって若い人たちと話す機会は多い。去年のインターン生の多くは一流企業に入社して社会人になった。人の育成こそ一番の生きがいでなかろうか。ベトナムでも技術移転で現地の若いアクチュアリーを指導しています。
おりしも、新しい標準生命表案が公開されて意見を募集しているようです。自分の平均余命がどれだけあるか見てみましよう。人生は短い。多くのことを成し遂げようと思ったら、一刻も早く目標に向かってスタートしましよう。東京国際アクチュアリーアカデミーでは、初心者講座、米国アクチュアリー(SOA)講座、日本本講座とメニューをそろえて皆さんの学習をベテランの講師が指導します。是非、受講をお勧めします。
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