今日、ベトナム財務省に訪問して日本の3利源別配当方式について質問の説明に行った。4人ほど担当官が出席された。プロジェクターも用意されていた。2時間説明したが、結局持ち帰りの課題をもらって明日また事例研究説明をすることになった。配当方式というのは、世界各国で大きく違うのはIFRSの議論であれだけもめることからも推察されるが、3利源別配当方式を使っている会社はベトナムではまだ存在しないようだ。また、有配当ファンドを閉鎖するときの考え方は、株主ファンドに回ることには抵抗があるようで、日本の相互会社が株式会社化を行ったあとで、組織変更剰余金が資本勘定の注記で残ることは、entity capital modelの証左として重要に思える。かつて私も某相互会社のdemutualizationを指揮し、意見書を書いたが、そのころの議論が次第に思い出されてきた。
東京国際アクチュアリーアカデミーでは、このような実体験を教えるようにしている。
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