2012年5月23日水曜日

五月は国際会議の連続

 
ブログの更新が遅れがちになっているが、会社業務に加えて五月はアクチュアリーの国際会議二つがあり両方に参加した。一つは、5月6日から10日まで香港で開催された、2年に一回のIACA/IAAHS/PBSSのIAAの三つのセッションの合同大会である。(前回は2010年にBostonで開催された。)アジアでの、初めての開催とのことで、欧米人の数が集まらないのでないかと心配されたが、結果は200名以上の参加で財政的にも収支がプラスになり、大成功であった。地元の香港アクチュアリー会がしっかりしていたことと、スポンサー会社が相当ついたこともある。また、単に三つのセクション(コンサルティング、健康保険、年金・社会保障)だけでなく、アジアの特異性を勘案して、生保・損保やリスク管理(ERM)の分野のアクチュアリーも招待したことによる。リードを取ったセクションは、財政的に最も余裕があることから、IACAになっている。IACAの定例の委員会に加えて総会が開催されて、委員会のメンバーの選挙がおこなわれた。私はPast Chairmanの二年の任期を無事に終えて、IACA委員会からは退任した。アジアのコンサルティングセクションのAPACAについては、引き続きchairmanとして、会議を主催した。アジア地域のコンサルティング・アクチュアリーの業務を発展させるのがミッションである。大会自体は、数名のKeynote speakersの発表に加え、さまざまな専門分野のアクチュアリーの発表があり、アジアの地域固有の問題も含めて、全般的に活気のあるものであった。やはり、今のギリシャ危機を初めとした世界金融危機のなかで、アジア経済が引き続き堅調に成長していることの現れでもあろう。資料は、Websiteからダウンロードできるので、それを参照されたい。また、最終日の10日にはIAA Fund Meetingが開催された。アジアにアクチュアリー学を普及させる支援をするものである。参加者全員で撮った写真をつけた。
もう一つの国際会議はアメリカのロサンゼルスで、5月22日から26日まで開催されているIAAの定例のCouncil meetingと、数多くのcommittee meetingsである。私は、今日22日に、早速開催されたアジア小委員会に出席した。今後、Insurance Accounting committeee、Insurance Regulation committeeやreinsurance sub-committeeに参加する予定である。日本からも多くの参加者が来ているが、2年後のEAACを意識してか、台湾からの参加者が多いのに驚いた