ICA 2010が南アフリカのケープタウンで2010年の3月7日から12日まで開催される。詳しい情報は、次のWebsiteにある。http://www.ica2010.com/
4年前の前回のパリ大会に引き続き、数千人の世界中のアクチュアリーが参加して、色々な発表をされるであろう。今回は、IAAの各Sectionごとのトラックがメインになっているようで、個人での投稿はあまりないのかもしれない。私が議長を務めるIACA(コンサルティング)Sectionでも、現地の委員のMike Codronを中心に準備を進めてもらっているが、発表者の募集、適切なテーマの選定、他のSectionとのジョイントのプログラムのための調整など、これからやらなければならないことは沢山ある。私の任期は、Boston大会で就任してから2年間なので、この国際会議までを何とか務められれば、無事にPast Chairmanになり肩の荷を降ろせる。今年は、国際会議の多い年で、PBSS(IAAの年金・社会保障セクション)の大会が10月4日から6日まで、日本年金数理人会の20周年を記念して東京で開催される。Websiteは、次のとおりである。
http://4thpbsstokyo.visitors.jp/ また、その直後にアジア地域のアクチュアリーの大会のEAAC会議が、韓国のソウルで開催される予定である。いずれも、IACAのセッションが用意されているので、スピーカの募集などを準備中である。保険のテーマとしては、やはり、最も注目されているのは、IFRS やSolvencyIIやMCEV等であろう。IFRSは、いよいよ日本もアドプションに向けて全産業が急ピッチで動き始めた。保険業界も、一部の会社は、監査法人等をアドバイザーに雇って、全面移行を開始したところもあるようだ。今年の12月には、Exposure Draftが出る予定なので、10年以上かかった保険IFRSもいよいよ収斂に向っていくのだろうか。私自身も、コンサルタントとしてこの分野で講師として話す場合も多く、2月には大阪に出張して、ある企業に講演をした。また、先週は、MCEVについてセミナーの講師をした。IACAでは、アジア地域でのコンサルティング協会設置の電話会議を実施し、委員各位の意見を聞いた。また、米国アクチュアリー会からは、ERM Webinarを今年度も実施したいとの連絡があった。ERMについては、情報収集に今週の水曜日から、ロンドンに出張する予定である。やはり、先行しているヨーロッパ会社の実例を聞くことは、重要と思われる。
0 件のコメント:
コメントを投稿